コンパニオンプランツ(共栄作物)

野菜やハーブ等を組み合わせて一緒に栽培すると、害虫・病気の防止や成長促進、収穫量が増える等、様々な良い効果を生み出すと言われている。双方に効果があるもの、片方だけに有益な組み合わせがある。また、互いに生育が悪くなる植物の組み合わせも存在する。

経験的に言われているものが多く、科学的に解明されている例は少ない。

主な目的・効果
害虫対策、土壌病害対策

コンパニオンプランツのやり方
間作…主作物の畝間あるいは株間に他の作物を栽培すること。 画像(googleの画像検索)
混植…種類の違う植物を一緒に混ぜて植えること。  画像(googleの画像検索)
輪作…同じ土地に異なる種類の農作物を順番に栽培していく方法。

注意点
コンパニオンプランツでの害虫予防、益虫について
・植物自身が、虫が嫌がる成分を放出するもの。
・植物自身に害虫をおびき寄せ、主作物の被害を抑えるもの。
・益虫(ハチ)や害虫の天敵を寄せるもの。
等があるが、害虫対策に農薬を使用することでその効果を無くす事がある。

コンパニオンプランツの一例
トマト】と【バジル】の混植
バジルが地表を覆い、トマトの根を守り、
尚且つトマトと水分を競合する事により、余分な水分をバジルが吸収しトマトが甘くなる。

【ブロッコローやキャベツ】と【レタス】の混植
*レタスによる、それらの虫に対する忌避作用
アブラナ科の植物には青虫、ヨトウムシ、コナガの幼虫が寄生しやすいが、レタスを混植すると、害虫が寄生しなくなると言われている。

【トウモロコシ】と【エダマメ】の間作
エダマメはトウモロコシの害虫のフキノメイガを
トウモロコシはエダマメの害虫のカメムシをそれぞれ忌避する。

組み合わせの例

*効果ついて、科学的根拠がないモノが多く含まれています。

良い相性
ネギ科(属) × ウリ科、ナス科、アカザ科、ゴボウ、ニンジン、ブロッコリー等 
アブラムシや羽虫などを防ぐ。つる割病、萎凋病、立枯病などの病気を防ぐ。
 
マメ科 × アブラナ科、ナス科、ウリ科、トウモロコシ等
根粒菌が空気中の窒素を土中に固定し、土壌を肥よくにする効果がある

セリ科 × アブラナ科、キク科
ヨトウムシ、コナガ、モンシロチョウ(アオムシ)、センチュウを防ぐ。

キク科 × アブラナ科、セリ科
害虫防止。


悪い相性
ネギ科(属) × マメ科
アブラナ科 × イチゴ ジャガイモ
ウリ科 × ナス科 ニンジン ゴボウ インゲン
根菜類 × インゲン


コンパニオンプランツ一覧表*

コンパニオンプランツ早見表*

*個人的にテキトーに纏めていたものです。見難いと思います。

病害虫の予防効果が期待できる植物

*効果ついて、科学的根拠がないモノが多く含まれています。

ネギ科(属)
ウリ科のつる割病や立枯れ病などを防ぐ。

セロリ
モンシロチョウを近寄りにくくする。

バジル
コナジラミやアブラムシを遠ざける。

タヌキマメ
ネコブセンチュウを駆除する。マメ科特有の根粒による土壌改善効果ももつ。

エンバク類
ネグサレセンチュウを駆除する。緑肥作物として、土壌改善効果ももつ。

ミント
モンシロチョウ・アブラムシ・毛虫を遠ざける。ハチを誘う(受粉を助ける)

カモミール
病害虫予防に効果

ラベンダー
受粉を助ける 防虫 アブラムシを防ぐ。ハチを誘う(受粉を助ける)

タイム
モンシロチョウ・ハエを防ぐ。ハチを誘う(受粉を助ける) 

チャイブ
アブラムシを防ぐ

レモンバーム
カメムシを防ぐ。ハチを誘う(受粉を助ける)

ローズマリー
モンシロチョウ ハエ ヨトウガを防ぐ

セージ
モンシロチョウ ハエ ヨトウガを防ぐ

マリーゴールド
コナジラミやセンチュウを遠ざける。

ワイルドストロベリー
アブラムシを防ぐ。ハチを誘う(受粉を助ける)

ナスタチウム(キンレンカ)
センチュウやコナジラミ、アブラムシ、アリを遠ざける。

クロタラリア
別名コブトリ草。根こぶ病を予防する。

エビスグサ
ネグサレセンチュウを駆除する。マメ科特有の根粒による土壌改善効果ももつ。

コブトリソウ
ネコブセンチュウを駆除する。

ギニアグラス
ネコブセンチュウを駆除する。

ルリジサ
ハチを誘う(受粉を助ける)

ポリジ
ハチを誘う(受粉を助ける)
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